フランスに行く前、娘の野望は
「向こう(フランス)でお友達を作る!」だった。
でも実際は…
遊具で遊んでいるときは目が合った子と (これ、楽しいよね!)とお互いにっこり。でも会話が交わされることはない。娘はフランス語が話せないから。
外国人慣れしているパリの子ども。
娘も何度か話しかけられた。
そのたび「おかあさーーーーん」と半泣きで私のところへ駆け込んでくる。
「同じ人間だから、すぐに仲良くなれると思ったの」と語っていた娘。
小さいこどもだったら仲良くもなれただろう。しかし娘はもう小学生。
会話でその人を知る必要がある。
同じ人間でも母(私)と娘は考え方も、感じかたも違うよね。
お母さんが良かれと思って買ってきたTシャツ、娘はかわいくないって着てくれないよね?それでケンカになったよね。
本当に仲良くなりたかったら、自分と他人との違いを知らなくてはね。
そんな感じで世の中には違う言語、違う文化で生活している人々がいることを知った娘だった。
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