新しい推し

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週末「ベニスに死す」という古い映画を観ていた。
貴族出身のヴィスコンティという映画監督による、芸術性が高いが退廃的な映画だ。

以前観たのは何十年も前のこと。
家で一人で観ていたところ、私の父親が乱入してきて
父「あっ、これ知ってる。ビスコンティのホモ映画だろ。」とのたまった。
(そして去っていった。雰囲気だいなし)
当時はちょっと世界観に入り込めなかった・・・集中できなかった、というのもあるが。

年齢を重ねた今、主人公の老人の気持ちがじわじわ染みてくる。
「絶対的な美」についての討論、これって必要?と当時は思っていたが、この映画には必要だった。

というのもこの映画にでてくる少年、「ビョルン・アンデルセン」がとてつもなく美しいのです。
伝説の美少年といわれ、昨年ドキュメンタリー映画「Most Beautiful Boy in the World(世界で一番美しい少年)」が作成されたほど。

そんなこんなでゆっくりと古い映画を観ていたところ、娘もやってきて(途中から)映画鑑賞。

やはりというか「絶対的な美」のくだりでは
娘「これって必要?さっきの美少年が見たいんだけど」と言い放った。

これが若さか・・・

娘「今‘推し’のA君には好きな人がいるから、もうあんまり騒がないことにしたんだ~。ビョルン・アンデルセンを新しい‘推し’にする。」ということです。夜寝る前にちょっとこの美しい姿を見たら、いい夢みれそう、ということです。

ちなみに海外にはこういうルックスの人は結構いるよ、といったところ

娘「えっそうなの?海外行きたい!!」とノリノリ。

仲良くなるには英語頑張らないとね、といったところ

娘「うん、頑張る!英会話頑張る!」と新しい目標ができた。

こういう美しいルックスの人はいるけどだいたいゲイなんだよね・・・というのは黙っていよう。
私の個人的見解だし。

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