娘が通っている眼科の最寄り駅に大きくパネルで宣伝されていたTBSドラマ「下剋上受験」。娘がドラマをみてみたい、と言い出した。おそらくドラマの内容というより、子供が出ているからだと思う。
そんなわけで録画していたものを日曜の朝に観た。
日曜の朝から阿部サダヲの演技に号泣。(私が)
こんなに熱心にわが子の将来を考えている親がいるのか。
自分はここまで真剣に娘のことを考えていたのだろうか。
阿部サダヲ父が「これまでは娘に腹いっぱいご飯を食わせてあげるのが親だと思っていた。だがそれじゃだめだ。」みたいなセリフを言うシーンがあった。程度の差はあるがほぼ似たようなことを考えていたので、胸が痛い。原作本も取り寄せ、読んでみた。
文章は読みやすく、そこはかとなくユーモアが感じられる。
それでも壮絶な受験期間だったことがわかる。親は精神安定剤を大量に服用していたという。娘の出来が悪いと怒ってしまう、これはいかんと飲み始めた精神安定剤。後半は睡眠不足もあり、本気でうつ状態に陥ったという。
自分の身を削って娘の将来のために頑張る、まるでお伽話のようだ・・・とまだ思っているのは我が子がまだ小学校低学年だからだろうか。
うちは今のところ中学受験は考えていない。
しかし本の中に出てきた例題をみて、「こんな高度な問題を解いている小学生」がいるという事実に驚いた。こういう世界もあるのか。
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